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<健康コラム 2> 

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「風邪・インフルエンザ・新型インフルエンザの症状」

 インフルエンザ(Seasonal Flu)の季節です。 1・2月はインフルエンザのピークと言われています。 遅いケースは5月に入ってから罹ることもあるようです。 新型は去年の4月に流行し始め、今も続いています。今回は風邪(Cold)、インフルエンザ、新型の症状の違いについてお話したいと思います。 3つとも原因はウィルスです。 風邪を引き起こすウィルスは200種類以上もあるそうです。
 
風邪 (発熱) まれ
   (咳)  短く強い咳、痰を伴う
   (痛み) 軽度の体の痛み
   (鼻づまり) 一般的で、1週間以内に自然に無くなる
   (寒気) まれ
   (倦怠感・だるさ) 軽度
   (くしゃみ) 一般的
   (頭痛) まれ
   (のどの痛み) 一般的
   (胸の痛み・不快感) 軽~中度
   
インフルエンザ (発熱) 一般的
       (咳) 短く強いから咳
       (痛み) 中度の体の痛み
       (鼻づまり) 一般的
       (寒気) 一般的
       (倦怠感・だるさ) 中度、エネルギー不足に感じる
       (くしゃみ) 一般的
       (頭痛) 一般的
       (のどの痛み) 一般的
       (胸の痛み・不快感) 中度(もし痛みが激しくなったらすぐに医者に診てもらって下さい。)
       (その他) 下痢
 
新型インフルエンザ (発熱) 一般的 
         (咳) から咳
         (痛み) 重度の体の痛み
         (鼻づまり) まれ
         (寒気) 一般的
         (倦怠感・だるさ) 中~重度
         (くしゃみ) まれ
         (頭痛) 一般的
         (のどの痛み) まれ
         (胸の痛み・不快感) 重度
         (その他) 下痢
 
風邪・インフルエンザの症状は2-3日かけて現れるのに対し、新型の症状は病気にかかって3-6時間以内に、突然の熱や体の痛みなどが現れます。
風邪薬のコラムでも話しましたが、普段から規則正しい生活・充分な栄養と睡眠・手洗い・うがいに心がけて、風邪・インフルエンザを予防しましょう。(これらは他の病気の予防にもなりますよ。)

by Yoshiko Shirai                                                                                                                                                                                                                                   2-25-10         

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白井 良子  
MountainView HospitalのICU勤務 

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「自律神経のバランス」 

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なんだか風邪を引きやすい、いつも疲れている、疲れているのに眠れない、慢性のアレルギーがある、などの症状は自律神経のバランスが崩れている証拠です。


自律神経とは、意思とは関係なく、欠陥や臓器を調整する神経です。 
交感神経と副交感神経がバランスを保たれていると、私たちの身体は‘快調’だと感じます。

身体にストレスがかかると交感神経が活動になり、身体に「緊張感」を与えます。 身体がリラックスすると副交感神経が活発になり、身体を「リラックス」させます。
身体への「緊張」が過ぎると、様々な弊害が現れます。 痛み、冷え、免疫力の低下、不眠、便秘、肌荒れは、交感神経優位の状態が長過ぎて、体内組織が壊れたり、血流が不足することから現れた症状です。 これがさらに進むと、胃潰瘍、糖尿病、通風、甲状腺機能障害、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞などに発展します。
一方、身体が「リラックス」しすぎると免疫過剰の状態になり、アレルギー性皮膚炎、気管支ぜんそく、じんましんなどが発生します。 運動不足、過食の傾向のある人は、副交感神経が優位になりすぎて、「いつも疲れて」しまうのです。

このことからも、現代人の病気のほとんどは自律神経の崩れにより起こっていると言えます。 ところが、これらの症状を「薬だけ」で治そうとすると、ますます自律神経の崩れが進み、「副作用」が出て悪循環となってしまうのです。

鍼灸も漢方も優れた自律神経調整作用をもっています。 治療を受けると身体がリラックスする、トイレ(大/小)に行きたくなる、眠くなる、痛みが和らぐ、身体がしゃきっとする、疲れが取れる、気力が上がるなどの症状は自律神経のバランスが整うということです。
鍼灸と漢方は、交感神経の緊張を押さえ、副交感神経を優位にさせて、血流を促し、リンパ球を増やします。そのことで、免疫力があがり、身体の自己治癒力が高まり、持病が改善されて行くのです。
鍼灸も漢方治療も、身体に負担をかけずに、自己治癒力を目覚めさせるお手伝いをするということを、どうぞ理解しておいて下さい。

私たちの身体は自分の身体を自分で治す方法を本能的に知っています。 そして自分で治したいと思っています。 ですからいつも、自分の身体に耳を傾ける習慣を付けましょう。 「無理をしない」「ストレスをなくす」「身体に優しい食事をとる」「適度な運動をする」ことが健康であるための基本箇条といえます。

参考文献:「薬をやめると病気は治る」安保徹

by Naomi Machimura

                                                                                                              2-11-10


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Naomi Machimura, 
L.A.c,鍼灸、漢方薬師
カリフォルニア、オレンジカウンティ在住

O女子大卒業後、H自動車系商社の
営業部門に5年勤務。
2001年スペイン、サラマンカヘ留学。
2002年、東洋医学を学ぶため、渡米
2006年、Southern California University of Health Sciences 東洋医学科卒業2007年~ L.A. またはOrange County にて鍼灸、漢方薬師として従事。

「坐骨神経痛」 

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「もしかしたら、私は坐骨神経痛ではないかしら?」というご相談をよく受けます。「坐骨神経痛」とは、坐骨神経がなんらかの原因で圧迫を受け、初めは臀部辺りの鈍痛から始まり、症状が進んでくるとその痛みは、太ももの裏からひどいときは足先まで、鋭い痛みしびれを起こす症状をいいます。

『坐骨神経』とは、第4、第5腰椎神経(腰の下の部分から出ている神経)が、臀部の大きな神経と合流して、丁度臀部のところで、大きなゴムのような神経を形成します。 その神経はまた枝分かれをし、足先まで伸びていくのです。

では、どんなことが原因で圧迫を受けるのでしょうか? まず、長時間同じ姿勢で座っていることや、足を組んで座っていることが、大きな原因のようです。 私達が座っているときには、正に坐骨神経の上に座っているような形になります。 そこに足を組んで長時間座っていたりすると、神経に圧迫を与えながら、更にひねりを加えているような感じになりますから、余計プレッシャーがかかってしまいますね。

坐骨神経のすぐ上には、梨状筋と呼ばれる大きな筋肉が覆いかぶさっており、この筋肉が固くなると、坐骨神経に圧迫を与える原因の一つとなります。また、骨盤のズレも、梨状筋をひっぱる形になるため、坐骨神経は押さえつけられ痛みを起こします。長時間立ち仕事をなさる方で、腰や臀部の筋力がない方も、要注意です。筋力がないため、骨盤のズレを招き梨状筋に緊張を与えてしまいます。
一度、臀部や足に痛みが出始めると、まず、その痛みが本当に坐骨神経痛なのか、それとも椎間板ヘルニアなど他の原因によって起こるものなのかを、確かめる必要があります。もし、ヘルニアでなければ、梨状筋をほぐすこと、そして骨盤にズレがある場合は、骨盤矯正などが必要になります。

それでもなによりも大切となるのが、原因の解消。 長時間足を組んで座るくせのある方は、足を組まない癖をつける。 または、椅子などにクッションなどをしくようにして、圧迫を少なくするなどする必要があるようです。

                                                                                                                1-27-10

 by Chie Uekihara, DC, MS


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上木原 千絵
Chie Uekihara, DC, MS

Serenity Wellness
6785 W. Russell Rd., Suite 140
Las Vegas, NV 89118 
Phone: (702)212-6357


「OTC: 風邪薬」 

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医師の処方箋無しでスーパー・ドラッグストアで購入できる市販薬のことを OTC (Over the Counter) といいます。「常に服用している市販薬はありますか?」という意味でAre you taking any OTC meds? など医師のオフィスや病院などで使われるので、覚えておくと良いと思います。 今回は、この時期に使われることの多い風邪薬について、お話したいと思います。


 

一般に風邪薬と言われる物は、次の薬の組み合わせで出来ています。
   解熱・鎮痛剤 (pain releiver, fever reducer) - 熱・頭痛・ノドの痛み・関節痛
        抗ヒスタミン剤 (antihistamine) - くしゃみ・鼻水・鼻づまり
        鎮咳剤 (cough suppressant/antitussive) - 咳を抑える
        去痰剤 (expectrant) - 痰の切れを良くする     
ここでは、1番アメリカではポピュラーなDayquil/Nyquilについてお話します。違いはDayquilが昼用でNyquilが夜用です。Nyquilの方が眠気が起き易いです。残念ながら、Dayquilが眠気が起きないというわけではありませんので、あしからず。種類は以下の通りです。
     - Cold&Flu Relief 
    解熱、鎮痛、咳、鼻づまりに効きます。    これにビタミンCが加えられたものがCold&Flu Symptom Relief Plus Vitamin Cです。
     - Sinus 
    鼻づまり、頭痛(鼻づまりからくる)に効きます。
     - Cough
    咳に効きます。
     - Mucous Control, Expectrant
    痰の切れを良くします。
     - Mucous Control DM
    咳を抑え、痰の切れを良くします。
以上の5種類はDayquilとNyquilの両方がありますが、Nyquilにはもう2種類あります。
     - Less Drowsy - 解熱、鎮痛、くしゃみ、鼻水、咳
    他の種類に使われているのとは別の抗ヒスタミン剤が使われており、眠気が起きにくいようです。
     - Nyquil D - 解熱・鎮痛・くしゃみ・鼻水・咳・鼻づまり
    他の種類には使われていない鼻づまりに効く成分(pseudoephedrine:PSE)が入っています。    この成分は違法ドラッグを作るときに使われることがあるため、このNyquil Dだけは、カウンターの    奥に置いてあるかもしれないので、欲しいときは薬局の人に言って受け取ってください。
 
注意事項は、症状に合った物を服用すること、用量を守る、効き目が無かったら医者にかかる、などです。 Dayquilでも眠気は起こるので、服用後は自動車など乗り物の運転や機械の操作、飲酒は控えてください。これらのことは箱に書かれているので、用量・用法を含め良く読んで下さい。
また、アメリカではFluと言っても一般の風邪の意味で使われることもあるようです。 薬にCold&Flu Reliefと書いてありますが、インフルエンザに効くわけではありません。
液体カプセルと液体がありますが、効き目が液体の方が少し早いこと以外、効果は同じです。が、カプセルが異常に大きい、という難点があります。 アメリカの薬は効きすぎるかも、など心配の方は液体にして量を少なくしてもいいと思います。 この薬はVicks社のものですが、他の会社や各薬局からもジェネリック品が出ています。 成分は同じでもカプセルが小さい、値段が安いなどの利点があります。 他社から出ているpseudoephedrine入りの薬はカウンターの奥ではなく、普通に売られてました。
 
一般の風邪も原因はウィルスです。 風邪を起こすウィルスは200種類以上もあるらしいです。 特効薬というものはなく、症状を抑える薬があるだけです。 咳やくしゃみ、鼻水などは体がウィルスを追い出そうとしている証拠です。 その力を最大限に発揮できるよう、栄養(水分補給)と睡眠はしっかり摂るようにしてください。
  by Yoshiko Shirai                                                                                                                                                                                 1-14-10                                                  



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白井 良子  
MountainView HospitalのICU勤務。



お薬なしの一年

2010年、年が明けました。今年の抱負を“健康”とするなら、“お薬なし”の一年を目標にしてみませんか?

 “治療”だけでなく“予防”そして“健康維持”のできるのが東洋医学の良いところ。 私たちの身体というのは、なかなか気がつきませんが毎日、毎日、変化しています。
私たちの身体のバランスは、普段は“保たれていない”と思っていて良いでしょう。 つまり季節、気候、食事などの外環境に応じて身体は必ず反応を示します。 睡眠、排便、食欲、気力、体力などが毎日、微妙に違うのはそういうわけです。
そういう、何となく自分にしか分からない身体の変化を調節することができるのが、東洋医学のありがたいところです。

“何となく”感じる変化というのは、大抵、身体のホルモンのしわざです。

“鍼灸がなぜ効くのか?”と、鍼を初めて受ける方に、私はいつもこのように説明します。
“鍼治療により、脳からエンドルフィンが放出されて、身体がリラックスし、身体の緊張がほぐれます。すると血行が良くなり、痛みが取れ、身体の動きが楽になり、気持ちが安らぎます。”

たった一本の鍼がもたらすこの素朴な過程が、慢性の痛み(腰痛、肩こり、座骨神経痛、胃痛、頭痛、生理痛)、不妊、不眠、鬱病など、たくさんの不調を改善することが出来ます。

東洋医学では、鍼だけでなく漢方、お灸による治療もします。どちらも身体に本来備わっている、自然治癒力を導くお手伝いをしているにすぎないのです。
 “身体の声を聞く”には、気持ちに余裕がなければなりません。いつも仕事や雑事に追われて、“何となく”ある身体の変化をなおざりにしてはいませんか?
新しく年が切り替わった今、身体に優しい健康管理を心がけてみましょう。

by Naomi Machimura

                                                                                                       01-01-2010

                  


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Naomi Machimura, 
L.A.c,鍼灸、漢方薬師
カリフォルニア、オレンジカウンティ在住

O女子大卒業後、H自動車系商社の
営業部門に5年勤務。
2001年スペイン、サラマンカヘ留学。
2002年、東洋医学を学ぶため、渡米
2006年、Southern California University of Health Sciences 東洋医学科卒業2007年~ L.A. またはOrange County にて鍼灸、漢方薬師として従事

H1N1ワクチンについて 

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12月18日から全員受けられるそうです。 CDC (Center for Disease Control)やSNHD(Southern Nevada Health District)のホームページや新聞・ニュースをチェックして下さい。
 


ワクチンには吸入用(鼻から)と注射用の2種類があります。 

違いは、吸入用は生きたウィルス(病気を起こさない程度に弱らせたもの)で、注射用は死んだウィルスです。 吸入用を受けることができるのは、2歳から49歳の健康な方に限ります。 その他の方たちは注射でワクチンを受けることになります。妊婦さんも注射です。 吸入用よりも注射を受けたい方は、たぶん注射を受けられます。
 
10歳未満の子供には2回のワクチン接種が薦められています。 1回目と2回目は4週間はあけて下さい。 
尚、風邪気味だとか、調子が悪いときにはワクチンを打たないようにした方が良いと思います。
 
受ける場所ですが、学校やPublic Health Center、クリニックなどがあります。 SNHDのホームページに詳しい場所・日付などが載っているので、チェックしてください。 また、一部の薬局でも受けられるので、その薬局のホームページもチェックしてみてください。

どこで受けるにしろ、Vaccine Administration Recordを記入する必要があるので、事前にホームページからプリントアウトして記入していくと良いと思います。
 
H1N1ワクチンについての賛否両論
反対派の意見は、ものすごく速いスピードで大流行したためワクチンが有効かどうかのテストが十分されていない、他にも防ぐ方法がある、などです。 他の防ぐ方法とは、自分の免疫力を高めたり(栄養や睡眠を十分摂る、など)、マスク、うがい、手洗いをする、といったような方法です。
賛成派の意見としてはワクチンは病気を防ぐ一番有効な方法、ということです。 うがいの習慣の無いアメリカらしい考え方だと思います。
 
このH1N1ワクチンを受けても、H1N1インフルエンザにかかることもあります。 程度が軽くなる、であろうという事です。 死亡率が普通のインフルエンザよりも高い、というととても怖く聞こえますが、ワクチンを受けても受けなくても、常日頃から規則正しい生活、十分な栄養と睡眠、うがい、手洗いをして下さい。 そして、熱や咳などの症状が出たら我慢せずに早めに医者に診てもらって下さい。

このページも参考になると思います。
http://www.fox5vegas.com/news/21944141/detail.html

by Yoshiko Shirai                                                                                       12-16-09 


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白井 良子  
MountainView HospitalのICU勤務

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